2011年2月アーカイブ

2011年2月20日

去りゆく庇護者に幸いあれ

病気と手術のために現場を離れられる方の壮行会に参加した。


数年前から担当することになった仕事は専門性が高いために、
技術も技術者も流動性が低い。
30年前に作成されたプログラムコードが現役で動いており、
また暗黙知が多く、経験者に質問したら、こんなことも知らないなんて
死んだほうがいい、と罵られることもあり、何もかもが閉鎖的でろくな
現場ではなかった。

「なかった」と過去形にできるのは、複数の庇護者がそんな閉鎖的な
現場にひょっこり顔を出した私をトップに祭り上げたからで、
それを一端として空気がまったく動かない閉鎖的な現場に少し風が
吹き始めた。


その庇護者のひとりが今回現場を離れられる方で、数十年の経験から
判断に必要な情報を与えてくれ、また問題が発生したときには矢面に
立ってフォローをしてくれ、剣となり盾となり、味方から背中を
刺されるような戦場で私を守ってくれた。

たぶん守ってくれたのは、私だったからといった理由ではなく、
同じチームメンバだったから当たり前のことをしているだけ、
といった感じだった。
親子ほどの年齢差がありながら、同年代の同僚のような気さくさと
妥協せず心も折れずブレない行動は、摩擦を避け丸く収めたがり、
またすぐに他者に失望する自分にとって見習うべきところばかりだった。


壮行会は、参加者が50代の技術者中心という異様に濃い場だった。
「ひさしぶりだねv」と言いながら後ろから胸を揉んでくる
高田純次のようなひととか、「私の1ヶ月は1万円で過ごさないと
いけないんです」と子供と家族のためにがんばっているひととか、
「子供が反抗期で」といった生活感があふれている話題や、
「総務の○○さんの胸が大きい」といった話やら、親父ギャグやら
ダジャレに満ちあふれて、適当で平和で穏やで素敵な集まりだった。


去りゆく庇護者に、幸いがありますように。
受けた恩を返す機会がまた訪れる日を願いながら、
それまでは他の誰かに返していこうと思った。

2011年2月 1日

こんなに強い日本代表をみたことがない

アジアカップ2011全戦、感激しながらみていました。

釜本邦茂や三浦知良、中田英寿といった、才能の特異点を経て、
日本のサッカーのレベルが確実にあがってきていて、
それは代表だけでなく、小学校ぐらいの世代のサッカーからレベルがあがってきていて、
いろんな人が土を耕して蒔いてきた種が花をさかせ、また種をつくり、
その繰り返しが今に繋がってきている系譜に胸が熱くなります。

プラスのサプライズ

・試合を通じてどころか、試合内で問題点を修正していこうとする柔軟性・自立性 ・当たり前のことを当たり前のように実現していく点  ・相手の視野内でギミックの動きをして、視野からはずれてからトップスピードになるとかニアからファーに流れるとか。  ・オーストラリア戦の李のボレー。フリーでもあの状況で点を決めてくれるFWは釜本とカズ以外に思いつかない。 ・しびれたプレイ  ・韓国戦の細貝のPKの時のフォロー(本田が蹴った時点でトップスピードで詰めてた)  ・長友のセンタリング(イタリアでの経験で精度があがった!?)

マイナスのサプライズ

・アジアの審判のレベルの低さ  ・レベルの低さが試合結果に影響するのが不味いが、もっとまずいのは出場選手が怪我をすること。  ・判定基準の一定のしなさ   ・イエローカードのファールを取った場面と、同じ場面ではファール取らず   ・サッカー生命を奪うような後ろからの危険なチャージや、ボールを持っていない状態へのチャージをファール取らず  ・オーストラリア戦の審判は唯一レベルが高かった(意図的なハンド以外は流し、遺恨を残すPKでの試合決定にしないという判定基準は試合内でぶれず、その意図も読み取れた) ・松木さんとセルジオさん  ・人柄は嫌いではないのだけど、解説としてはサプライズな内容すぎる。お笑いならありだけど…。   サッカーを知っているひとにも知らないひとにも、知識で視野を広げる解説や、   語気の熱さではなく、想いの熱さで見ている人に感動を伝える解説がほしい。

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